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2021.1.29
浜松農商工連携研究会

浜松農商工連携研究会 6次産業化推進セミナーを開催しました

6次産業化をテーマに「売れるためのデザイン」について学ぶため、農業分野専門のデザイン事務所「貼雑(はりまぜ)デザイン事務所 代表 角田誠氏」に講演いただきました。

農家が商品開発を行う際に、品質や味に拘って作った野菜を原料に商品開発を行うものの売れ行きが悪く、より品質や味に拘った野菜を作ってまた売れないという陥りがちな悪い事例として、「良いものを作りたい負のスパイラル」の話がありました。講演の中で角田氏は、「厳しい言い方をすれば、拘りを持って商品を作るのは当たり前で、いかに消費者に届かせられるかが重要であり、農業を始めてまもないベンチャー企業等が成功しているのは、このプロモーション力に長けているからだ」とのこと。

会場では角田氏が手掛けた商品を、開発から販売に至るまでを実際の商品パッケージを使ったビフォーアフターで非常に分かり易くご説明いただき、単に理論だけの話ではなく参加者も理解が深まったようでした。

セミナー中盤以降は角田氏が実際に使用している「デザイン開発シート」を活用し、自社(商品)のロゴやパッケージ等について制作してみるワークショップを行いました。併せて「ロゴ」と「パッケージデザイン」についての違いや、それらの活用方法等についても学びました。

講演終了後は、現在使用しているパッケージやロゴについてアドバイスいただく個別相談を実施しました。参考になる具体的なアドバイスをいただけたようで満足度も高かった状況です。

本セミナーは農業関係者、農業ビジネス参入企業を対象にマーケットイン、プロダクトアウトの考えのもと、消費者ニーズのある製品を作る顧客ありきの販売戦略が重要ということで、内容を農業向けにアレンジし分かり易くかつ具体的にお話いただきました。一方でこの考え方は農業分野だけではなく、新商品開発や新規事業参入という観点からも有効で、市場動向を予測し入念な準備の下実施していく様はモノづくり企業にも大変参考になったと感じます。

 

2020.10.12
浜松農商工連携研究会
浜松ロボット産業創成研究会

浜松アグリテック推進プロジェクトでホットファーム(株)様を訪問しました!

浜松商工会議所アグリテック推進プロジェクトでは、農業分野に製造業の知見や技術を取り入れることで、浜松地域の農業のアグリテックを促進する支援をしています。そのような中で、先ず浜松地域の農業現場の課題や農家の皆様のニーズ把握のため、様々な農家様・農業現場を訪問し情報収集、勉強させていただいております。

今回は農林水産業を活用して地域福祉に貢献するために、複数の視点から事業を展開していく様に努めている「ホットファーム(株)」様に訪問しました。

ホットファーム様では「アップルスタートマト」という一般的なトマトと高糖度トマトの中間ぐらいの甘味と酸味で、非常に食味の良いトマトをブランド化し農協や市場を通さず地元スーパー等へ直販しています。

農福連携の分野にも積極的に取り組んでおられ、障がい者の方なども働きやすい職場環境を作っておられます。

アグリテックの分野では市販の業務改善プラットフォームを活用し独自の業務改善アプリを開発・運用しているということで、蓄積した気温や室温、収穫量等のデータを可視化し、繁忙期の事前準備が可能となったそうです。

また出荷する商品として袋詰めとパック詰めの商品がほぼ同数だったが、袋詰めの方が作業時間を要していることが実際の出荷量データを見て気づき、パック詰め商品中心にシフトすることで作業効率を上げ、利益確保につなげることができたとのこと。

「ホットファーム(株)」様は農副連携を推進するとともに、様々なモノづくりの知見を農業分野に取り入れておられ、今後の浜松地域の農業を引っ張っていただける、そんな印象を受けました。

 

ハウスの説明をしていただいている志賀口代表(写真左)

関連リンク

ホットファーム(株):http://www.hot-farm.net/