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2021.11.9
宇宙航空技術利活用研究会

10/26 宇宙航空技術利活用研究会 QTW技術概要説明会を開催しました

宇宙航空技術利活用研究会ではこの度、無人航空機や航空機の電動化について会員企業が保有する技術やノウハウを大学やメーカーが提供するニーズとマッチングさせることで、航空分野参入を検討するワーキンググループ活動を実施しました。
6月21日に開催した「航空機電動化・無人航空機セミナー」において、静岡理工科大学の佐藤教授より提示いただいた連携メニューのうち、「4発ティルトウイングVTOL機(通称QTW)」について、実際の機体を見ながら、仕様や構成コンポネント、開発概要について詳細に説明いただき、今後の具体的な進め方について検討する技術概要説明会を開催しました。

<大きな目的>
㈱コントレイルズが静岡県から委託を受けた「次世代無人航空機開発・実証事業」の成果を活かし、QTW機の開発を継続して事業化に繋げる。

<直近の目標>
現状のプロトタイプ機をベースにして、機体システムの開発を更に推進し、性能や飛行機能の他、安全機能や信頼性の完成度を高める。

<内容>
次世代航空技術であるQTW機の構成部品や技術概要を、実際の機体を見ながら説明いただくことで、参加者にとっては単なる講演形式の説明会と比べ、イメージが湧きやすく、自社技術の転用可能性を探る良い機会となったと思います。
現在の大きな課題として、「①航行時間の向上、②積載重量のアップ、③長距離通信が可能な機器の開発、対候性のアップ、⑤信頼性向上」の5つが挙げられたが、参加者は各々が興味のある分野に対して、積極的に質問を投げかけ、活発な意見交換が行われました。

今回の取り組みは次世代航空機に関する実践的なワーキンググループ活動としては県内でも初の試みであり、新聞にも掲載していただいたが、今後無人航空機関連の動きはさらに活発になっていくと思われる。特に来年4月には新たな航空関連の法案が可決される見通しで、「運用」や「認証」など、製造以外に新たな事業の拡大も考えられるため、引き続き最新情報をいち早くキャッチし提供していきたいと思います。