浜松地域新産業創出会議浜松地域新産業創出会議

新着情報

Information

2020.12.11
浜松医工連携研究会

現場の医師から製品開発のヒントを得る(医療現場との情報交換会を実施いたしました)

今年度2回目の医療現場との情報交換会はオンラインと会場とのハイブリット形式で実施しました。
今回の情報交換会は浜松医大さまのご協力を仰ぎ、浜松医大の脳神経外科・形成外科・呼吸器外科の3部署との情報交換となりました。
主なお話は以下の通り…

<脳神経外科(浜松医大医学部 脳神経外科学講座 教授 黒住 和彦先生>
・4K内視鏡を使っての手術。4Kにより微細な血管を見ながら手術が可能。現在は8Kを使う場面もある。
・外視鏡は医者にとってはポータブルに手術が出来る器具となる。顕微鏡での手術では困難。

<形成外科(浜松医大医学部附属病院 形成外科 特任教授 中川 雅裕先生>
・形成外科は整形外科と勘違いされやすいが、キズ(傷・創)を直すプロフェッショナルと言われる。
・ダーマスコピーを使って、より深い皮膚層の状態や状況を見ることが出来る。
・癌の厚さが4㎜を超えると生存率は著しく低下する。それを見つけるために、超音波皮膚診断装置などを活用。
・コロナ対策として、非接触型血圧測定などを活用している。

<呼吸器外科(浜松医大医学部 外科学第一講座 准教授 船井 和仁先生>
・浜松医大にはda Vinciの最新機種が設置されている。ロボットは人間と違い、手振れが少ない中で手術が可能である。
・医療用のロボットはカメラを動かすことも可能である。
・浜松メソッドという新しいポート配置による肺の手術を行っている。これにより、肺の手術でICG蛍光法を用いて小さな範囲の切除(区域切除)が可能。

この後、3部署による20201214,18.【チラシ】現場見学会
また、2月にも別の部署の情報交換会を実施する予定です。
ご期待ください!